生産ラインの異常時に

生産ラインの異常時には、ストップスイッチでラインを止めることができる。手作業生産ラインでの「もうひとつの自働化」という考え方だ。このようなライン・ストップを恐れないしくみによってできた、「止める・呼ぶ・待つ」ことのできる職場は強い。  自働化の考えは自働織機から始まったが、今では生産全体に及ぶ。異常が出たら、後工程に不良品を流さない。もし不良品が出たら、すぐに生産ラインを止めて 改善。改善を繰り返して活動。「自工程完結」がキーワードだ。自職場の仕事はなた豆茶の後工程には迷惑をかけないという活動である。  不具合そのものを前もって発生させない工場運営も欠かせない。「変化点管理」だ。生産ラインで、人・物・機械などの変化を管理する。なんらかの変化がある 時に、異常は発生しやすい。変化に対する不具合の「未然防止」だ。「不具合0」をキーワードに、不良品発生や設備故障を防止する。品質も安全な職場も工程 で造り込み、強い体質のなた豆歯磨き粉の生産ラインを目指すことが求められている。